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「ここは何処で私は誰か」という素朴な疑問に答えること, すなわち,私達が自然界にどのように位置づけられているのかを考察する学問分野のひとつ. 太陽系,太陽系を構成する惑星や衛星,隕石たち,さらに微細な塵,プラズマ,電磁場,そして, 太陽系外の惑星系を具体的な研究対象としています.
地球や月・惑星が現在どのような構造をしていて, それがどのように生まれ進化してきたのか (構造,起源,進化), 惑星間にどのような類似性,特殊性があり,それがどのようにもたらされたのか (比較), 我々の存在する地球環境が現在あるような状態である必然性,普遍性・特殊性, 火星のように氷の惑星になったり,金星のように灼熱の惑星になったりするのではないか (惑星としての地球と地球表層環境とその安定性),生命の発生の謎,必然性 (生命の起源), 太陽系の構造,進化,隕石などの地球外惑星物質の起源,太陽系外惑星系の多様性, このような問題を調べていくこと,それに必要な技術や道具を作って行くこと, 得られた知識を整理して社会に還元普及していくこと,それが惑星科学です.
日本惑星科学会は 1992 年 (平成4年) に設立された学会です. わが国独自の月・惑星探査も本格化する中, 日本での惑星科学を推進し,さらにその成果を広く社会に還元, 知見を普及することを目的に設立されました. 日本学術会議協力学術研究団体に指定されており,会員数は 500名 を越えています.
定期学術講演会としては,日本地球惑星科学連合大会を春に, 惑星科学会独自のものを秋に開催しています.
全員に送付される学会誌としては 「遊・星・人」(季刊) を刊行しており, 当学会会員による「惑星科学」に関する最新の研究成果や, 惑星科学分野のトピックスなどを掲載しています. また,日本地球惑星科学連合の参加学会と共に欧文誌 Progress in Earth and Planetary Science および Earth, Planet and Space の発行に協力しており, 学術情報の世界への発信に貢献しています.
以上の日本惑星科学会の活動の趣旨にご賛同いただき, 学会活動にご参加いただけますようお誘い申し上げます. 入会申込は入会案内のページへ. 入会手順は WEB ベースになっております.
本会および関係する諸活動は以下のような組織体制で運営しています.