トップページ > ニュース > 学会からお知らせ > 2006 > 2006-08-26 > 「惑星の定義」に関する声明文 |
「惑星の定義」に関する声明文
2006年8月26日 「惑星の定義」が意味するもの日本惑星科学会
2006年8月にチェコのプラハで開かれた国際天文学連合(IAU)総会において、新た に「太陽系における惑星の定義」が採択されました。その結果、冥王星を「惑星 」のカテゴリーからはずすことになりました。この件に関して日本惑星科学会は 以下のように考えます。
-- なぜ今、「惑星」の定義や冥王星の問題が浮上したのか?
-- なぜ「惑星」の定義案が二転三転したのか?
しかし、最近では次々と大型のTNOsが発見されているので、(1)+(2)という案では ,今後その条件を満たすかどうか微妙な天体が多数発見されて、かえって混乱す る恐れが懸念されます。 さらに、それらの天体と他の太陽系惑星の間の大きな質量差や軌道の違い、そし てそれらのことが形成過程の違いを反映している可能性を考慮して、冥王星、セ レス、2003UB313といった天体と他の太陽系惑星はわけて考えるのが妥当ではない かという意見がでてきたわけです。 その結果、(3)の条件も付加され、(3)に該当しない冥王星は太陽系惑星のカテゴ リーから、はずれることになったのです。
-- 冥王星が惑星からはずれた影響は? 冥王星は「格下げ」されたのか?
-- これからどうなるのか?
|