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最優秀研究者賞選考経過の講評

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選考経過の講評

2019年度選考委員会委員長 はしもとじょーじ(岡山大学)

日本惑星科学会2019年度「最優秀研究者賞」は2020年1月に募集要項を公表し,2020年2月に応募受付を始め,2020年3月23日に応募を締め切りました.応募者は6名でした.

選考は,各選考委員が応募書類を精査した後、2020年4月30日に全選考委員が参加して審議を行いました.審議では,惑星科学への寄与,将来にわたって惑星科学会の中核となって活躍が期待できるか,といった点を評価するため,研究の独自性・独立性と創造性,惑星科学への波及効果,学術講演会への参加状況,学会運営への関与,など,さまざまな観点から議論しました.各委員からの評価意見とそれを元にした総合的な評価検討の結果,選考委員会は古家健次会員を受賞候補者として選び,それを運営委員会に報告し承認されました.

受賞者

  氏名: 古家 健次(ふるや けんじ)
  所属: 筑波大学計算科学研究センター (現在は国立天文台科学研究部)

以下に,選考委員会による評価等を紹介します.

惑星科学と天文学の境界に位置して,天文観測と惑星形成や惑星物質をつなぐ研究を推進し,重要な成果をあげていることは高く評価される.原始惑星系円盤形成のダイナミクスを考慮した星惑星形成領域の化学反応モデル計算や,分子雲形成時から円盤に至る水素同位体比に着目した水の進化の研究は,観測がモデルの妥当性を裏付けるとともに,モデルが観測結果の解釈に利用されている.この双方向性は,理論と観測がおこなう協働作業の理想形のひとつであるように見える.これから行われる原始惑星系円盤の観測においても古家会員は中核的な役割を担うものと期待され,そこから啓かれるであろう新しい星惑星形成の描像を早く見たいと思う.

最後に,今回の選考において選に漏れた方々についても,その研究は非常に魅力的でありかつ高い水準にあるということを,付言させていただきます.受賞者だけでなく応募者全員について,今後の大いなる活躍を期待しています.

2020年8月4日

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