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トップページ > ニュース > 学会賞 > 最優秀研究者賞選考経過の講評

選考経過の講評

2011年度選考委員会委員長 佐々木晶 (国立天文台)


 はじめに、応募者の方々はもちろん、惑星科学会員の方々の期待を裏切る結果になりましたことを、お詫びいたします。


 日本惑星科学会2011年度「最優秀研究者賞」は2012年2月に募集要項を公表し,同月末に応募受付を開始しました.3月26日応募を締め切った段階で4名の方より応募がありました.うち2名は昨年度から引き続いての応募で、2名が新規の応募者でした。

 この4名の方について,4月一杯の期間にメールを通じた議論をしたうえで一次審査(論文審査)を行い、選考委員が採点をした上で、選考会議を行いました。どの応募者も得点を集めていたため、一次審査の結果として絞ることはせずに、4名全員を候補者として、研究業績を中心に議論を行いました。

 4名の候補者はみな、近年に論文として出版された素晴らしい研究業績を有しており,最優秀研究者賞の議論の対象として十分な成果を挙げられていることが確認されました。また、分野としての惑星科学への業績およびそれ以外の貢献もあり、将来的には惑星科学会での大きな活躍が期待できると考えられました。

  議論の過程で、候補者を絞る試みも行われましたが、最終的には過去の受賞者の選定と照らし合わせた結果、該当者無しの結論となりました。これまでの受賞者の多くは受賞後の活躍はめざましく、その分野で若手・中堅の代表者として、牽引力があり優れた成果を出すとともに、広い意味での惑星科学(会)への貢献も大です。今回の候補者はみなさん、そのポテンシャルは感じさせるものの、研究業績の新しさ、認知度、惑星科学への影響力というところで、もう少し進展を期待したい、ということになりました。そのため、該当者無しという結論となりました。


 こうした結論に至るまでに、選考過程では研究者賞の意義や性格にまで遡り議論を重ねました。そこでは、奨励賞・努力賞としては賞を授与してもいいのではないかという意見もありました。しかし、過去の選定過程・受賞者を検討する限りは、論文の業績の惑星科学への目覚ましい貢献が評価されたことはあっても、努力や堅実な仕事の積み重ねというものを主理由とするものは見られませんでした。本選考においてもそのことを第一義として候補者をはかり、惜しくも上のような判断に至りました.

 2011年度,受賞に至らなかった候補者の方々は,最優秀研究者賞候補にふさわしい研究業績と将来性のポテンシャルは持っておられます。一層の研鑽をされ、研究業績および様々な観点からの惑星科学への寄与を重ねていただき、資格のある方は、研究者賞に再度エントリーして頂けることを希望します。

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