トップページ > ニュース > 大学連携フォーラム > 2011年 > 惑星科学を学べる大学院案内 > 会津大学 |
会津大学
目次大学の概要
会津大学大学院における惑星科学および周辺分野の教育研究会津大学大学院では、コンピュータ理工学分野における学術の理論及び応用を教育研究することを目的としています。惑星科学を含め、現在の理工学分野でコンピュータと全く関わりのない研究は存在しないと言ってよいでしょう。会津大学では、月惑星探査を進める上で不可欠となる高度なデータ解析技術の開発や探査データベース構築、さらに将来的には観測機器開発をも視野に入れた研究を進めています。 月探査衛星かぐや(SELENE),小惑星探査機はやぶさ(MUSES-C),金星探査機あかつき(PLANET-C)などの月惑星探査ミッションに直接関わりながら、最新のコンピュータ技術を活かした先端的かつ国際的な研究をしてみませんか? 大学院コンピュータ理工学研究科情報システム学専攻会津大学大学院コンピュータ理工学研究科情報システム学専攻では、会津大学学部組織のコンピュータ理工学部マルチメディアシステム学講座および宇宙情報科学クラスター(ARC-Space/CAIST)のスタッフと共同して教育、研究を進めています。また、現在特に力を入れている、月探査衛星かぐや(SELENE)の観測データを取り扱うための月惑星GIS(Geographical Information System: 地理情報システム)データベースの構築と遠隔共同解析技術の研究にあたっては、関係する各分野からスタッフが集結しています。
宇宙情報科学クラスター(ARC-Space/CAIST)平成21年4月に会津大学内に先端情報科学研究センター(Research Center for Advanced Information Science and Technology: CAIST)が設立され、その中の研究グループとして宇宙情報科学クラスター(Aizu Research Cluster for Space Science: ARC-Space)が専任スタッフ3名、兼任スタッフ4名で組織されました(会津大学webサイト内紹介ページ)。 ARCSpaceでは、これまでの月惑星探査プロジェクトにおける会津大学の成果を基に、先端情報科学の研究に特化した組織体制の下で、会津大学の先進性を活かした情報地質、地理情報システム(GIS)、解析・探査支援ソフトウェアの供給拠点となることで、日本の宇宙探査計画に貢献することを目的としています。 将来的には、日本の宇宙開発分野、特に月・惑星・小惑星をターゲットとした深宇宙探査プログラムにおける中核的な研究センターの一つとして、ソフトウェアのみならず観測機器の開発拠点ともなることを目指しています。 Program for Leading Edge IT Specialists平成19年度後期より新設された最先端の情報技術の専門家を国際的な環境の中で育成するプログラムです。惑星科学分野では、「スペースミッション活動の可視化」プロジェクトのもと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)および国立天文台(NAOJ)と連携し、探査ミッションの計画から実施、データ解析に至る各段階のさまざまな課題を取り上げ、実践的な教育を行うカリキュラムを提供します。 本プログラム修了者には、修士号に加え、プログラムの修了証と専修分野を明記したCertificate of Honorが授与されます。詳細な情報はhttp://www.u-aizu.ac.jp/graduate/menuitstop.htmlにて公開しています。 大学院入試情報会津大学大学院では春季入学(4月入学)、秋季入学(10月入学)の年二回入学制度を設けています。また、それぞれの入学者選抜試験も二回づつ実施します。平成23年度秋季入学者選抜および平成24年度春季入学者選抜関係の日程は以下の通りです。詳細は上記リンク先の要項を参照してください。
過去の月惑星科学関連修士研究テーマ例
2010年5月現在、修士2年3名および修士1年6名が在籍しており、月探査機かぐや搭載カメラのデータの画像解析手法の研究、月惑星地理情報システムの開発などのテーマを手がけています。 |