2018年6月27日、宇宙航空研究開発機構は、小惑星探査機「はやぶさ2」が目的地である小惑星リュウグウへの到達に成功したことを発表しました。
長年にわたる丹念な準備と不断の努力のもと、地球生命の素材となった宇宙の水と有機物のカプセルであるC型小惑星からのサンプルリターンという世界初の挑戦的課題に挑み、目標天体到達という重要なマイルストンを成功裏に迎えた関係者各位に、改めて敬意を表するとともに、今後リュウグウ周辺において予定されている種々の探査活動と、サンプルの地球帰還の達成へ向け、渾身のエールを送りたいと思います。
日本惑星科学会は、さまざまな手法と対象を持つ研究者のネットワークを活かして、「はやぶさ2」のもたらすデータから最大限の科学知見を引き出すとともに、「はやぶさ2」計画を通じて蓄積されたノウハウを踏まえて、さらなる惑星探査の推進に貢献する所存です。