Cygwin on Windows への pgplot のインストール
pgplot とは
- 数値データを描画するためのライブラリ群らしい
- コードから呼ぶ形で使えるようだ
- cygwin ではパッケージで配布されていないのでソースからインストール必要がある
- 最終リリース(version 5.2.2)は 2001年らしい。
準備
ソースの入手
ftp://ftp.astro.caltech.edu/pub/pgplot/pgplot5.2.tar.gz
ディレクトリ準備
mkdir /usr/local/pgplot mkdir /usr/local/pgplot/bin
展開,移動
tar fxz pgplot5.2.tar.gz mv pgplot /usr/local/pgplot/src cd /usr/local/pgplot/src/
ソースコードの編集
drivers.list の準備
cp ./drivers.list ../bin/ vi ../bin/drivers.list
- GIF, VGIF, LATEX, PS, VPS, CPS, VCPS, XTERM, XDISP, XWINDOW, XSERV のコメントを外す
- png 形式については,このページの最後の方法を参照(ただし未保証です!!)
makefile の作成(移動先に注意)
cd ../bin/ ../src/makemake ../src cygwin g77_gcc
makefile の編集
vi makefile
- 検索すると,X11R6.4 となっている部分を X11R6 にすれば良いとあるが,私の環境ではそもそも X11R6 ディレクトリがない
- /usr/lib/X11R6/ 以下にあるはずのものが全て /usr/lib/ 以下にあるようだ
- ということで, X11R6.4/ そのものを消去する
- フォートランコンパイラとして gfotran を使うので,FCOMPL=g77 となっている部分を FCOMPL=gfortran にする
- f77 ではコンパイルに失敗する。ライブラリ名の都合らしい
proccom の編集
vi ../src/pgdispd/proccom.c
- #include <values.h> の行をコメントアウト
コンパイル,インストール
コンパイル
make
挙動確認
./pgdemo1
- デバイスを聞かれるので,drivers.list でコメントを外したものを指定する。例えば /gif
- 64bit 版 cygwin では gif を出力できない,という報告もある
- デバイスを聞かれるので,drivers.list でコメントを外したものを指定する。例えば /gif
追記:png が出せるようにする(経験則。未保証)
- drivers.list の png のコメントを外す
- makemake, makefile の編集をする
- makefile の編集の際に pndriv.o から始まる行(885行目)をコメントアウトする
- make する。
- 途中,pndriv のコンパイルに失敗して止まってしまうと思う
- 上で止まった部分(../src/drivers/pndriv.c の225行目から233行目まで)をコメントアウト(/* ... */)する
- 225行目の行末にコメントアウト閉じる記号(*/)がある事に注意
- もう一度 make する。たぶん成功する,はず。
- pgdemo1 などを使って,png ファイルが作れる事を確認する
あくまで未保証です。コメントアウトしちゃって良かったのかなぁ…
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References:[Cygwin on Windowsへのインストールレポート] [install iSALE to cygwin on windows]