Cygwin on Windowsへのインストールレポート
準備
- 必要なパッケージ(Setup.exe を実行してインストールしておく)
- subversion (Devel カテゴリ)
- python
- gnuplot
- gfortran (Devel カテゴリ)
- libpng-devel (Libs カテゴリ)
- その他,c や c++ も必要かも
- iSALEPlot を利用するには pgplot が必要
- pgplot はソースからインストールする必要がある
- Cygwin on Windows への pgplot のインストール参照
- 描画ソフトとして ViMoD を利用するには,qt3 や OpenGL も必要らしい
- libqt3-devel (Libs カテゴリ)
- libglut-devel (Libs カテゴリ)
- opengl (Graphics カテゴリにある?うーん,私の環境にはありません…)
作業ディレクトリの準備(今回はホーム以下に作成した)
mkdir ~/iSALE mkdir ~/iSALE/src mkdir ~/iSALE/work
ソースコードの入手
- svn (subversion) でコードを入手する svn co --username senshu svn://earth.naturkundemuseum-berlin.de/iSALE/tags/chicxulub /home/senshu/iSALE/src
- --username とその次のユーザー名は,svn アカウントとローカルの(今設定しようとしている計算機上の)アカウントとが同じであれば不要。
- 最後の引数は,インストール先のディレクトリ名。上で準備した作業ディレクトリとした
コンパイル
configure の編集
vi ./configure
- libcygwin.a と libm.a は実は同じファイルなので,両方指定すると二重定義がおきてしまう
- このため,Ignore these flags. のリストに -lcygwin を追加する
configure
cd ~/iSALE/src ./configure --prefix=/home/senshu/iSALE/work --with-isaleplot --with-pgplot-libpath=/usr/local/pgplot/bin
- オプションの順番に意味があるらしいので注意
- --prefix は絶対パスで指定しなければいけないらしい。
- --with-pgplot-libpath は,pgplot のインストール先に合わせる
64ビット版の cygwin ではライブラリの位置をちゃんと認識できず,iSALEPlot が入らない,という事があるらしい。その際は,次のオプションも追加すると良さそう(経験則。保証なし)。
--with-libX11="-lX11" --with-libpng="-L/lib -lpng -lz"
makeファイルの編集
vi libs/libjc/Makefile
- CC に -I/usr/include/tirpc オプションを追加(オプションの'-'の後は大文字のIです)
- inout.h から呼ばれている rpc/rpc.h が,/usr/include/rpc/rpc.h はなく /usr/include/tirpc/rpc/rpc.h (sunrpcパッケージ)にあるため
- CC に -I/usr/include/tirpc オプションを追加(オプションの'-'の後は大文字のIです)
make
make make install
困った時は
- 部分的にインストールに失敗しているのかもしれない
- ライブラリの不足など
次のファイルの中を良く見るとヒントがあるかもしれない
config.log
Keyword(s):
References:[3. インストール]